中国(上海)のキャッシュレス化を見てきた感想
先日、妻と一緒に中国の上海へ行ってきました。
お目当はもちろん、「キャッシュレス」。
とにかくキャッシュレス見たくて、見たくて仕方なく。、、
妻に「中国だから美味しい中華が食べられる!」というよくわからない理由をつけ一緒に上海に行きました。
今回の旅のテーマは、「現金は使わない」。
中国はキャッシュレスが進んでいるからこそ、現金持って行かずに行きました。
地下鉄が現金しか使えなくて途中挫折したのですが、、、ただその他はほぼほぼキャッシュレス。
すごく刺激を受けたので感想を書きたいと思います。
そもそもどんな風にキャッシュレス進んでいるか
中国のキャッシュレスアプリの二大巨頭は、Ali pay(アリペイ)とWe chat payです。
感覚値としてはほぼ90%の人が使っている気がします。
シェアとしては、圧倒的にAli pay(アリペイ)。
We chat payは半分か60%くらいのお店で使える感じ。
色々とリサーチした結果、Ali payの方は、中国に口座を作らないと使えないらしくハードルが高いので今回はWe chat payを使うことにしました。
(We chat payの有効化については結構苦労しました。別でこちらもやり方を書こうと思います。)
実際にどんな感じだったか?
ほぼキャッシュレス!現金ほぼ必要ないわ状態
キャッシュレスが進んでいるとはいえ、それほどではないと思っていましたが、中国はほぼほぼキャッシュレスな世界でした(上海に限った話かもなのですが)
露店も、ホテルも、お店も全て使える世界はすごいです。
最初は恐る恐る使っていたのですが、ほとんど使えるからもうスマホは手放せず。
例えばこんな感じの露店!
以下の写真のようなのがAlipayかWechatpay(中国語だと微信)使えますよ〜っていうサインで、
お店のQRコードを読み取ります。
お店のページに行き、そこから金額を打ち込みます。
打ち込んで送ると相手のスマホに反映され、商売成立!
晴れて、この食べ物が手に入るわけです・。
うまい!!!
マジでこれ名前わかんなかったけどうまかった!餃子が入っているパイみたい!
これはすごいぞ、、、、ということで、、、
夜ご飯もウェイシン!
(Wechat payのことを「ウェイシン」=微信と言います)
スタバももちろんウェイシンっっっ!!!!
中国茶のお土産も、ウェイシーーーーーン!!!
ウェイシンが使えないところでもAlipayは大抵使えました
ここでは小籠包美味しかったんだけどwechat pay使えなかったのが残念だった、、、Alipayは使えました。
(仕方なくクレジットカード使いました)
もう現金がないから、なんかたくさん買い物しちゃう!
別の意味でちょっとヤバさを感じたのですが、とにかく楽々楽々!!
現金を持たない、もしくは財布を持たない世界がそこにあり、財布嫌いな人にとってはまるで桃源郷。
日本に早くきたらいいなと思ったのですが、中国だからこその問題があるなと思いました。
なぜ中国でキャッシュレス進んでいるのか
なぜ中国でキャッシュレスが浸透しているかというと3つ理由があると思います。
1、[現金信用性]
現金に対しての信用度が低い(偽札とか)
2、[キャッシュカード使いにくい]
キャッシュカードのスキミングされる可能性がある
3、[従業員の不正防止]
お店側にとって従業員が不正する可能性がある
1、に関しては、偽札多いという話はよく聞きます。あとちょっと言葉が悪いけど現金が汚いw。現金持ちたくない感はなんかわかるので、信用の面でスマホでカバーできるならそれだと嬉しい
2、に関しては、スキミングされることがあるからキャッシュカード持っていくなというのはよく言われることです。
3、に関してはタクシーを乗りながら思ったのですが、全てデータに残るので従業員もくすねる可能せもないのですよね。
個人の現金のやり取りが一番やばかった気がする
ダイナミックに可能性を感じたのは、個人間の現金のやり取りです。
地下鉄でどうしても現金を使わなくてはいけないタイミングがあり、
ホテルの従業員にWe chat payで送金して現金をもらうという荒技をやったのですが、
その時にお金をこんなにサクッと送金することができるんだと感動しました。
『送金』という作業をオンラインでやることは結構抵抗感ある方が多いと思うのですが、こんな感じで、気軽にやり取りできたらすごく楽ですよね。
履歴も残るのですごくいいです。
↑僕が使った今回のお金の記録
何がすごいと思ったのかというと、多分これからスマホで給料の支払いや企業間の請求などがここで行われてるようになるからです。
特に給料の支払いはスマホで行われるんじゃないかな。
履歴が全て残るので、お金の管理もやりやすいし、社会保険や国の税金とかも多分支払えるようになるはず。(中国語だったからわからなかったけど、We Chatでそういったことができるような記載も書いてあった気がする)
日本でいうとやっぱりバイト代とかはスマホで支払いたいというニーズはあるんじゃないでしょうか。
僕も経営者としては、銀行に行って支払ったりする作業って本当に手間なので、そう行った世界が来て欲しいです。
日本だと個人的に注目しているのは、「kyash」です。
kyashは、UIやデザイン、仕様が中国の送金のプロセスに似ています。
クレジットカードを登録し、そこからお金をはらい、引き出すことはできず、kyashが発行したデビットカードからお金が使えると若干不便なところはあるのですが、送金やお金を受ける時の手軽さは素晴らしいです。
(うちの会社ではkyashでお金のやり取りしています)
日本のもキャッシュレスの波が来るでしょう。
ところが中国を完コピしただけでは日本の環境がそもそも違うので、ハマらないとは思います。
各種、キャッシュレスサービスはどのように日本化させるのかは今後注目ですね。
余談
中国のギラギラ未来感は最高でした!(割とこういうの好き!大好き!)
攻殻機動隊の世界観に似ているかな。
ビル群もすごすぎる、、
液晶モニタが入り混んでいるビルがあって、ビル全体がテレビやスマホみたいに広告が表示されるのはすごかった、、、
個人的には、中国は本当に面白いし、最高でした
次は中国のシリコンバレー 深川にも行きたいな。
中国系の情報もっと知りたいし関わりたいので、その辺にお詳しい方はぜひお声がけいただけると嬉しいです!