映像系スタートアップのあれこれ

映像クリエイターのプラットフォームVookの代表ブログ

学生団体って、怪しいけど何がいいの?学生団体を4年間やってきて見えてきた2つの良さ。

はじめに


今、日本では「学生団体」が乱立しています。

kingTriggerなどビジネスプランを発表するコンテストを行う団体



PartnerShake artなどのフリーペーパー

SFFThe sixなどのフリーペーパーやクリエイティブやアートのコンテスト
(僕の団体もその類)


アプリのマーケティングコンテスト applim


Tabippoや”たびーじょ”など、旅系のイベントを行う団体




日中韓ビジネスコンテストOvalなどの国際系のイベントを行う団体。

エンターテイメントを追求していくage


「学生団体」とは、自分たちのやりたいことを社会と密接に繋がりながら、
学校の境界関係なく集まって行うグループです。

簡単に言うと、社会人みたいなことをするインカレサークル。

団体数はたくさんあり、学生団体のまとめサイトができてしまうほどです。
※参考:学生団体検索サイト学なび! http://www.gakunavi.info/

「学生団体」は、何よりも目立ちます。

コンテストをやったり、お祭りをやったり、武道館借りちゃったり。

なんか、実態が明らかじゃないし、そのかわり目立つので、なんか怪しいし、訝しい・・・

僕は1年生の時に学生団体を立ち上げたのですが、学生団体をやっていると、「目立っているだけで実は大したことやっていない」などと批判をたくさんいただきます。

 確かにそうなんです。
社会に負けないくらいのクオリティで頑張ってやろうと意気込んでいるのですが、なかなか届かなかったり、そもそもクオリティに対して貪欲じゃなかったり・・・

だから、本当に存在意義はあるのか?
ということをよく悩みました。

ただ、最近良い側面が大きく分けて2つあることにも気づき始めました。



その1,やる気あるけど、起業までできない人が刺激しあい、成長できる

まあ、これもダメな所といえば、ダメなところですが笑
イイところでもあると思います。

起業する人は、勝手に起業します。
ただ世の中には起業する人ばかりでなく、どちらかというと、そんなにリスクは取りたくないけど、自己成長欲がある人の方がたくさんいるのです。

悪く言えば、中途半端な人
良く言えば、バランスのとれた人
が集まるのです。

上でもない、でも下でもない、
中間的だけど前向きでヤル気がある人達がお互いを刺激しあい、
成長していくのです。

僕も最初はそうでしたし、自分の団体に入ってくる人も大抵がそんな人です。

でも最近すごく感じるのは、そういった人達のレベルが上がれば、日本のレベルもドンドン上がっていくので、とてもいい事なのではないかということ。
僕の尊敬する友人であるアトコレの中川くんとかソー活の春日くんとかは、学生団体を経験してからの起業でした。 (中川くんはSFF、春日くんはTriggerです)

また、起業しなくても社会人でいいなと思った人は、学生団体を過去にやっていた人が多いです。

起業したいとか行動力が異常にある人だけが伸びるだけではなく、そんな感じになれないけど成長意欲がある人たちが伸びていく、これが良いことだと思います。


その2,コンセプト力、組織運営力を身につく

また自分たちの考えたことを実行し、
組織として運営することも魅力の一つです。

例えばフリーペーパーを作るにしても、
どんな内容にするのか、コンセプトは何か、どのように発行するのか
など色々と考えなければいけません。

自分たちがやりたいことを実行するのは難しくて、
コンセプトを固めていくこと、そして組織を動かしていくことが一番難しいです。

コンセプトから考えて、組織まで運営することはなかなか無いですし、
特に組織の運営に関しては、メンバーにお金を払って行うわけではないので、
マネージメントをものすごく行わなければいけません。

同じ方向性で達成する面白さや、チームの雰囲気など常に気を使っていなければ、雇用契約しているわけではないので、チームからすぐ抜けてしまいます。


社会に出てもなかなかできない、コンセプトを作り上げ、ゴールを見せ、組織を運営することが体験でき、成長できることが本当にいいところだと思います。


最後に

学生団体は、色々とありますが、僕は上で書いたことから、学生団体は残っていくべきだし、もっともっとレベルが上がっていくべきだと思います。

そのため、新しいところがどんどん増えていくべきだと思うし 、日本の一つのカルチャーになるといいなと思います。

僕も4年前に自分で立ち上げて、運営し続けて一年一年がすごくエキサイトでしたし、自分の幅も広がりました。

 是非みなさんも自分のやりたいことをカタチにしてみてくださいね。